ヤクルト高橋 プロ初完投初完封で前夜の悪夢払しょく!「絶対にやり返そうと」 プロ最多133球の大仕事

[ 2021年11月21日 21:49 ]

SMBC日本シリーズ2021第2戦   ヤクルト2―0オリックス ( 2021年11月21日    京セラD )

<日本S オ・ヤ>完封勝利の高橋はスタンドに向かってあいさつ(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトの6年目左腕・高橋奎二投手(24)が日本シリーズ初登板初先発。相手先発左腕・宮城大弥投手(20)と白熱した投手戦を演じ、9回5安打でプロ初完投を初の完封勝利で飾り「今日は絶対やり返そうという気持ちで初回からマウンドに立った」と笑顔。前日に守護神のスコット・マクガフ投手(32)が9回に3失点して逆転サヨナラ負けを喫した開幕戦の悪夢を、一夜にして払しょくした。

 高橋は宮城との投げ合いに「宮城くんも凄いピッチングしてたんで、自分が先に降りるんじゃないかと感じながらマウンドに立ってました」とコメント。「3人で抑えた記憶ないですね」との言葉通り、5回までは毎回安打で走者を背負う苦しい展開だったが、6回に初めて3者凡退に仕留めると、7回も3者凡退。終わってみれば6回以降を無安打に抑える尻上がりの投球で完封勝利にこぎつけた。

 宮城が8回途中で降板する中、高橋は自己最多の133球を投じて最後まで投げ切った。「今日は絶対やり返そうという気持ちで初回からマウンドに立ったので、その結果9回まで抑えられたので良かったです」。0―0のまま迎えた8回には39歳のベテラン、青木が直球に詰まりながらも中前にしぶとく先制タイムリー。「自分も粘り強く投げられましたし、青木さんがタイムリー打ってくれたので、そこからギアを上げて投げることが出来ました」と感謝していた。

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