楽天が秋季練習で再始動 石井監督は「目的意識を持って取り組んで」と訓示

[ 2021年11月13日 17:56 ]

秋季練習初日に訓示する楽天・石井監督(球団提供)
Photo By 提供写真

 楽天の秋季練習が13日、楽天生命パークで始まった。1、2軍の全選手が集合し、来季に向けてチームが再始動。期間は今月27日ままで、主に若手が個人の課題に取り組む期間と位置づけている。来季が就任2年目となる石井一久GM兼監督は、選手に向けて訓示。個々が目的意識を持ってオフ期間を過ごすように説いた。

 以下、訓示全文。

 来季に向けてきょうから始まりますけど、シーズンで結構出た人はリカバリーからというスタート、シーズンでなかなか思うようにいかなかった若い選手は来年の目標をしっかり持ってトレーニングしていくと思います。トレーニングする時にただ11月いっぱいやればいいのではなく、しっかりと目標を持って取り組んでください。

 例えばピッチャーでいえば、ピンチで苦労したピッチャーがいたとしたら、何をすればピンチを抑えられるかを課題として目標を持って、それがフォークボールなら、その成功要因としてそのフォークボールをどうやって投げられるようになるか。グリップや手の角度など、いろいろあると思うけど、それをしっかり細分化して、腕の角度を良くするにはどういうトレーニングをしたらいいかなど、自分の中で目標設定・目標達成を細かくしてやっていけるのがこの秋季練習だと思うので。しっかり自分で目標意識を持ってやってください。

 あと、一番はコーチとコミュニケーションをたくさん取ってください。自分の出来ていることや出来ないことをコーチと一緒に考えて、どういう取り組みをしていけばいいかはそれぞれ違うと思うので、そこをしっかり取り組んでほしいと思います。

 怪我せずトレーニングをして、来年にしっかりつなげましょう。

続きを表示

2021年11月13日のニュース