ロッテ、同点だけど益田が9回表“締めた” CS規定で裏の攻撃はなし 国吉は名誉挽回の好救援

[ 2021年11月8日 05:30 ]

パCSファーストS第2戦   ロッテ4―4楽天 ( 2021年11月7日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>9回2死一塁、島内を右飛に取りガッツポーズの益田(撮影・長久保 豊)
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 4―4の9回2死一塁。ロッテの守護神・益田が島内を右飛に仕留めると、ナインはベンチを飛び出した。裏の攻撃はない。レギュラーシーズン2位により、CS規定で引き分け以上が確定した時点でファイナルS進出が決まった。

 誰よりも安堵(あんど)の表情で守護神を迎えたのは国吉だ。「昨日はふがいないというか、自分の投球ができなかったので、早めに借りを返せてホッとした」。3―2の7回に先発の小島が逆転され、なおも1死一、二塁のピンチで登板。銀次を151キロ直球で右飛。茂木も空振り三振に仕留めて相手に傾いた流れを食い止め、その裏のマーティンの同点ソロにつなげた。

 今季途中にDeNAから移籍したセットアッパー。前日の初戦は3―1の7回に佐々木朗を救援し、3四球に悪送球で3失点と散々だった。それでも一夜明けて名誉挽回の好救援。小島を引っ張り、裏目に出た井口監督は「7回頭から(国吉で)いけば良かったと反省しています」と振り返り、信頼を寄せた。

 《先発・小島、被弾悔やむも野手の援護に感謝》今季10勝をマークし、2戦目の先発を任された小島は6回1/3を10安打4失点。6回まで2失点と粘ったが1点リードの7回先頭の炭谷に同点弾を浴び、思わずマウンドでうずくまった。

 さらに島内に左前適時打を浴びたところで無念の交代となったが「野手の方がたくさん援護をしてくれて感謝しかありません。今日の投球内容を反省します」と胸をなで下ろしていた。

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2021年11月8日のニュース