ソフトバンク高谷が引退会見 「最高のボール」和田サプライズで名バッテリー再結成

[ 2021年11月1日 12:42 ]

<ソフトバンク>笑顔で引退会見を行う高谷(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンク・高谷裕亮捕手(39)が1日、ペイペイドーム内で引退会見を行った。ユニホーム姿で登壇し、穏やかな表情で「意外とすっきりしています。成績は胸を張って言える数字ではないが、ここまでやれたことに大満足です」と話した。

 10月26日に戦力外通告を受け、「急に言われたので動揺があった。少し時間をもらって、家族の顔を見て決めた」と引退に至った経緯を明かした。

 会見後にはサプライズ登場した和田から花束を受け取った。その後、和田が高谷をマウンドに案内し、“おっさんずバッテリー”を再結成。セレモニーキャッチを終え、「最高のクロスボールでした」と満面の笑みで記念撮影を行った。

 今後は2軍バッテリーコーチとして再スタートを切る方針だ。
 高谷は栃木・小山北桜から富士重工に進んだが故障で退社し、1浪後に白鴎大へ入学。2006年大学・社会人ドラフト3位でソフトバンク入りし、堅実なリードを武器に主に抑え捕手として活躍した。ただ、古傷の左膝の状態が悪化し、昨年11月に手術。今季出場は20試合にとどまった。鷹ひと筋15年のプロ野球人生は通算643試合に出場して打率・194、10本塁打、101打点だった。

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2021年11月1日のニュース