阪神・岩田稔がファーストピッチで家族バッテリー結成 同じ一型糖尿病の神戸サンペールはサプライズ登場

[ 2021年10月26日 17:56 ]

セ・リーグ   阪神ー中日 ( 2021年10月26日    甲子園 )

<神・中(25)>Jリーグ神戸のサンペール(右)から花束を受け取る阪神・岩田稔(撮影・北條 貴史)
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 試合後に阪神・岩田の引退セレモニーが行われる一戦を前に、ファーストピッチセレモニーが実施された。岩田本人に加え、夫人、長男の輝大(こうだい)くん、長女の美来(みく)ちゃん、次女の菜心美(なごみ)ちゃんが参加。投手役を輝大くん、捕手は父が務め、打者を美来ちゃん、審判役を菜心美ちゃんが務めた。全員が虎の背番号21のユニホームに身を包み、輝大くんは左腕から父親譲りの投球フォームでストライク送球。球場は盛大な拍手に包まれた。

 また、同じ1型糖尿病を患い、以前から親交のあるJリーグ・ヴィッセル神戸のMFセルジ・サンペール(26)がサプライズで登場し、花束を贈呈。「岩田選手、16年間お疲れさまでした。私も糖尿病です。岩田選手は、糖尿病の人にとってヒーローです。諦めないことを教えてくれました。とても尊敬しています。お疲れ様でした、ありがとうございました」と全て日本語でメッセージを送り、再び場内は割れんばかりの拍手に包まれていた。

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