苦しんだ巨人残り1試合でCS進出決めた!「亀井ワッペン」パワーで11点快勝

[ 2021年10月23日 17:32 ]

セ・リーグ   巨人11―1ヤクルト ( 2021年10月23日    東京D )

初回無死一、二塁、先制3ランを放った丸(手前右)はナインに丸ポーズで迎えられる(撮影・村上 大輔)
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 巨人が今季リーグ本拠地最終戦となるヤクルト戦に丸の4打数4安打4打点の活躍などで11ー1で快勝。シーズン残り1試合となる142試合目でクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

 試合前から巨人ベンチは燃えていた。この日本拠地ラストゲームとあって、試合後には引退を発表した亀井のセレモニーが行われる予定となっている一戦。何としても勝利で飾りたい巨人ナインの左袖には亀井のロゴマークに「ARIGATO!」の文字をあしらった特製ワッペンを付けて戦いに挑んだ。

 初回いきなり丸の3ランが飛び出した。先頭の松原が左前に技ありの一打で出塁すると、2番の坂本勇が石川の10球目121キロシンカーを左前に。ランエンドヒットでいきなり無死一、三塁のビッグチャンス。ここで打席には前回20日ののDeNA戦で決勝弾を放っていた丸。カウント2―2からの5球目110キロのチェンジアップを救い上げ珍しく声を上げた。打った瞬間の先制22号3ランを右翼スタンドに叩き込み「打ったのはチェンジアップです。何とか先制したかったので良かったです!亀井さんありがとう!!!(ワッペンを押さえながら)」と喜びを爆発させた。

 2、5回には二塁打を放ち、6回にはこの日2本目となる23号ソロも飛び出し4安打4打点。引退を表明している亀井が代打で登場した5回からさらに打線に火が付き11安打で11点。投げてはエース菅野から高橋につなぐ必勝リレー。菅野は4回に村上、サンタナに連打で1点を奪われヤクルト戦の連続無失点は22イニングでストップしたが後続をしっかり断ち切り5回72球6奪三振1失点で今季6勝目。投打がかみ合った巨人はシーズン142試合目にしてようやくCS進出を決めた。借金がなくなったチームは、あす神宮で行われるヤクルトとの最終戦でシーズンを貯金で締め、下克上での日本一へ切り替える。

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