ヤクルト 6年ぶりVへ暗雲…投壊3連敗“2位転落危機”石川は自己ワースト1/3回4失点で5敗目

[ 2021年10月23日 17:31 ]

セ・リーグ   ヤクルト1ー11巨人 ( 2021年10月23日    東京D )

<巨・ヤ>初回、3点を失いなおも1死満塁になったところで石川(左から2人目)は降板(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 6年ぶり優勝へマジック3の首位・ヤクルトは23日、敵地で3位・巨人に1―11と敗れ、引き分けを挟んでの3連敗。石川雅規投手(41)が先発として自己ワースト1/3回で降板。1回途中4安打4失点で5敗目。リリーフ陣も崩壊し、2試合連続2ケタ失点の大敗。自力でマジックを減らすことが出来ず、残り4試合となった。

 今季4試合目の巨人戦先発マウンドとなった石川は松原、坂本に連打を浴び無死一、三塁のピンチを迎えると丸にやや甘く入ったチェンジアップを捉えられ右翼スタンドへ先制22号3ランを被弾。さらに中田にも左線二塁打を浴びるなど1死二、三塁となり大城に死球を与え満塁としてしまったところで降板。さらに2番手の大西も広岡に右前適時打を浴び、初回から4失点を喫した。

 石川は04年9月11日巨人戦を2/3回7失点で降板しており、先発ではこれが自己最短KO。プロ20年目にして自己ワースト記録を更新してしまった。

 打線は4回、相手先発・菅野から村上が中越え二塁打を打ちチャンスを作ると、続くサンタナが左適時二塁打で1点を返すも、その後は沈黙。リリーフ陣も崩れ2試合連続で2ケタ失点での大敗を喫した。

 3連敗でマジック3のままとなったが、同日の試合で阪神が広島に敗れればマジック2に減り、最短Vはあす24日へ。阪神が勝利した場合は0・5ゲーム差の2位転落となるが、自力Vの可能性を残すためマジックは消えず。最短Vは26日に伸びることになる。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月23日のニュース