日本ハム2位・有薗に指名あいさつ 楽天1位・吉野と続く絆と対抗心

[ 2021年10月14日 19:58 ]

新球場1号を誓った有薗(中)と大渕隆スカウト部長(左)、高橋憲幸スカウト(撮影・柳内 遼平)
Photo By スポニチ

 日本ハムからドラフト2位指名を受けた千葉学芸・有薗直輝内野手(3年)が14日、千葉県東金市の同校で大渕隆スカウト部長らから指名あいさつを受けた。同校初のドラフト指名選手として新たな歴史をつくった大器は、23年3月開業予定の新球場・エスコンフィールド北海道の第1号アーチをかけると意気込みを語った。

 「歴史をつくる男」有薗が北の大地で大きな夢を描く。指名あいさつを終え、大渕隆スカウト部長らと会見に臨んだ1メートル85、97キロの大器は「だんだん実感がわいてきた。シーズンで30~40本打てるような選手になりたいです」と決意表明した。

 高校通算70本塁打を誇る長打力と柔らかなグラブさばきを見せる三塁守備で2位指名を勝ち取った。今年の春季大会はチームを春夏通じて初の千葉王者に導き、同校初のドラフト指名選手にもなった。大渕スカウト部長は「左右に本塁打を打てる。将来的に主軸になってほしい」と大きな期待をかける。

 有薗は早くも23年3月に北広島市で開業する新球場でのプレーを見据える。指名後は球場について調べ「凄く綺麗な球場なので1号を打てるような選手になりたい」とメモリアルアーチを予告した。

 楽天に1位指名を受けた昌平(埼玉)・吉野創士外野手(3年)は15年マリーンズJrの同期で絆は今も続く。指名後には「1位なので凄いね。お互い頑張っていこう」と連絡を取ったが、「やっぱり本塁打の数は負けたくない」と対抗心をのぞかせた。

 「若手の選手が凄く活躍しているので、自分もその一員になって頑張っていきたい」と有薗。北海道でも新たな歴史をつくる。(柳内 遼平)

 ◇有薗 直輝(ありぞの・なおき)2003年(平15)5月21日生まれ、千葉県旭市出身の18歳。小2から野球を始め、中学では佐倉シニアに所属。千葉学芸では1年春からレギュラーとなり、夏は「4番・左翼」。3年春は「3番・三塁」で県大会優勝に導いた。夏は千葉大会4回戦で敗れ、甲子園出場なし。憧れの選手はエンゼルス・大谷。1メートル85、97キロ。右投げ右打ち。
 

続きを表示

2021年10月14日のニュース