巨人・松原が27戦連続安打も貧打深刻…27年ぶり8戦連続2得点以下

[ 2021年10月14日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2ー2阪神 ( 2021年10月13日    東京D )

<巨・神>初回無死、右翼線二塁打を放つ松原(撮影・大森 寛明)
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 サヨナラを期待する手拍子がため息に変わった。巨人は同点の9回に1死二、三塁と好機をつくるも2者連続三振で引き分け。3位以下が確定した。最後の打者となった松原は肩を落とし、引き揚げた。

 「最後の大事な場面で結果を出せなかったことが何よりも悔しい」と松原。原監督に「何とかコンタクトしてくれると」と期待されたが、今季ワースト更新中の7連敗を止めることはできなかった。

 快挙達成も笑顔はない。初回に右翼線二塁打で08年ラミレスに並ぶ球団歴代2位の27試合連続安打。リードオフマンとして先制点を呼び込んだ。5回の第3打席では育成出身では球団初のシーズン規定打席に到達。「一つの目標にしていた数字だったので到達できたことはうれしい」と手応えをにじませる。打率も・279でチームトップに浮上した。

 課題も浮き彫りになっている。得点圏では打率・171と好機に弱く、この日もあと一本が出せなかった。打線も94年以来、チーム27年ぶりの8戦連続2得点以下と深刻な状況が続き、02年に初就任した原監督は「(監督として)僕も初めてだもの」と声を落とす。残り7試合で、まだCS進出は確定していない。全員が集中し、まずは連敗を止めたい。(小野寺 大)

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