中日の藤井 「1番・右翼」で先発、現役最後の打席は見逃しの三振

[ 2021年10月13日 18:49 ]

セ・リーグ   中日―ヤクルト ( 2021年10月13日    バンテリンD )

<中・ヤ>初回、現役最後の打席を見逃し三振で終え、悔し気な表情の藤井(撮影・椎名 航)
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 今季限りで現役を引退する中日の藤井淳志外野手(40)が、13日、本拠地バンテリンドームで行なわれたヤクルト戦に「1番・右翼」で先発。初回の裏に現役最後の打席に立った。

 16年目の藤井は、今季ここまで1軍出場なし。ヤクルトの先発・サイスニードと対決。初球の142キロのストレート、144キロの2球目をファウルするが、3球目の149キロのストレートを見逃して三振に倒れ、苦笑と悔しさの入り混じった表情を浮かべた。

 一塁ベンチ前で後輩の堂上から花束を受け取ると両軍の選手たちや、ファンから大きな拍手が送られた。通算1094試合目の出場で、2420打数634安打、566個目の三振だった。

 豊橋東、筑波大、NTT西日本を経て05年大学生・社会人ドラフト3巡目で入団し、中日一筋で16年間プレー。貴重な両打ち外野手として17年には自己最多128試合に出場。19年オフに2年契約を結んだが、若手の台頭もあり直近2年は1軍出場がなく、年齢や若手の活躍などを考慮し、現役から退くことを決断した。

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