巨人・菅野 7回2失点で6勝目ならずも「収穫のある登板でした」 6回ノーノーのまま緊急降板から中5日

[ 2021年10月13日 20:37 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2021年10月13日    東京D )

<巨・神24> 7回、桑田コーチ(右)と話す菅野 (撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 巨人のエース、菅野智之投手(32)がV逸決定から一夜明けた阪神戦(東京D)に中5日で先発登板。7回で8安打を打たれながらも無四球2失点と試合をつくったが打線の援護に恵まれず、4試合ぶりとなる今季6勝目を手にすることはできなかった。

 菅野は1―0で迎えた2回、1死一、三塁から相手捕手の坂本に左前適時打を打たれて同点とされ、2―1と勝ち越して迎えた4回には同じ坂本に2年ぶり一発となる1号ソロを左中間スタンドに打たれて再び2―2の同点。3者凡退に仕留めたのは5回の1イニングだけという苦しいマウンドが続き、8安打を打たれたものの無四球2失点と粘投した。2―2で迎えた7回、1死走者なしで打席が回ると、代打・吉川を送られ、降板となった。この回に味方打線が得点すれば菅野が勝利投手の権利を得るところだったが、若林、吉川、松原が3者凡退。巨人打線は初回に岡本和の中犠飛で先制し、2回に松原の二ゴロで2点目を入れたが、適時打なしで7回まで散発3安打に抑えられている。

 投球内容は7回で打者29人に対して101球を投げ、8安打2失点。6三振を奪い、四死球はなかった。

 菅野は9月19日の阪神戦(甲子園)で当時首位だった相手に対し、今季初対決で7回5安打1失点と好投して今季5勝目を挙げたが、これを最後に試合前まで3試合連続白星なし。前回登板した7日のヤクルト戦(神宮)では6回までノーヒットノーラン継続も7回のマウンドに一度上がった後で右手親指がつり緊急降板、打線は4試合連続2桁三振と援護できず9回に0―1のサヨナラ負けを喫した。32歳の誕生日を迎えた11日には出場登録日数が9年に達し、海外FA権の資格取得条件を満たした菅野。この日は32歳になってから初登板だったが白星はならなかった。

 ▼菅野 試合の中で大城と、球数が多くなっても丁寧に投げていこうという話をしました。毎回良い時ばかりではないですし、今日は粘って7回を無四球で投げることができたのは収穫のある登板でした。先発としての仕事はできたのかなと思います。

続きを表示

2021年10月13日のニュース