オリックス・由伸、球団最多タイ14連勝!8回2失点の好投で17勝目 25年ぶりVへ2位ロッテに3差

[ 2021年10月9日 21:25 ]

パ・リーグ   オリックス6ー2ソフトバンク ( 2021年10月9日    ペイペイD )

<ソ・オ>3回2死一塁、川島を三ゴロに抑え笑顔でベンチに戻る山本(右は若月)(撮影・岡田 丈靖)
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 首位オリックスの山本由伸投手(23)は9日、敵地でのソフトバンク戦に先発。8回6安打2失点11奪三振の好投でハーラー単独トップ独走の17勝目を挙げ、73年米田哲也に並ぶ球団最多タイ記録となる14連勝を飾る快挙を達成。チームはこの日敗れた2位ロッテとのゲーム差を「3」に広げ、25年ぶりとなるリーグ優勝へ向け前進した。

 13連勝中の先発・山本は初回、2回を3者凡退と抜群の立ち上がり。5回には中村晃に142キロのフォークを捉えられ7号ソロを浴びるも、6回まで9奪三振の快投。許した安打は本塁打を含め3本のみだった。

 打線は4回、先頭の杉本が右翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、続くモヤが12号先制2ラン。好投を続けていた笠谷の投じた2球目、膝元へのナックルカーブを完璧に捉え右翼スタンド中段へ運び2点を先行した。

 1点差に迫られた6回には2死一、三塁から相手の虚をつく“重盗”により追加点。一走・安達が二盗を狙いスタートを切ると、ソフトバンクの甲斐はすかさず二塁へ送球。その瞬間に三走・モヤが好スタートを切り、安達が挟殺プレーで挟まれている間に本塁へ生還。安達はそのままタッチアウトとなったが、ベンチでは中嶋監督をはじめナイン一丸で喜び合っていた。

 再び2点リードとしてもらった山本だったが7回、先頭のデスパイネ、栗原と連打を浴びると1死一、三塁となって松田の遊ゴロの間に1点を返された。

 1点差に迫られたが打線が奮起。8回、モヤが左翼スタンドへこの日4安打目となる13号ソロを放つと、若月には5号ランニング本塁打も飛び出し6―2。9回は2番手のヒギンスが締め、2連勝を飾った。

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