阪神・矢野監督「寝られないことも多い」「高ぶり?もちろんあります」 優勝争い佳境の本音吐露

[ 2021年10月3日 12:38 ]

阪神の矢野監督

 阪神・矢野燿大監督(52)は3日、兵庫・西宮の甲子園球場での中日戦の試合前にABCテレビの特番「虎バンSP 16年ぶりに阪神優勝してしまう!?」(3日前11・00、関西ローカル)に生出演。「苦しい中でどれだけ楽しんでやれるか。選手はボクたちの野球をしっかりやりきってくれてる。そういう姿を見てもらって、元気を届けます」と虎ファンへメッセージを贈った。

 試合前練習中、OB本紙評論家・関本賢太郎氏(43)のインタビューを受けた矢野監督。「最終コーナーに入りました。高ぶり?もちろんあります」と意気揚々。現役時代と監督としての優勝争いについては「全然違う。選手の方が楽。やってる時はバッテリーを引っ張って行くということを。今は、チームをどう動かして勝っていくか」と違いがあることを披露。「元々、手に汗を掻くタイプ。監督はメチャメチャ手に汗を掻くんです」と明かし、さらに「寝られないことも多い」と指揮官としての苦悩を語りながら「岩本アナ、関本さんからのコメントでいじめられて、眠れないこともある」と笑いを誘った。

 この日の先発で不振にあえぐルーキー・佐藤輝外野手の起用を思わずもらしてしまうリップサービスも。阪神ファンのNMB48・川上千尋(22)から「連敗してる時とか、気持ちの切り替え、割り切りはどうしていますか?」との質問に、矢野監督は「不安を消すには楽しむこと。楽しんでる時にはいいパフォーマンスができています。その努力をすることが大事。それが切り替えにつながる」と力強く答えた。

 チームの勝ち頭・青柳投手は今季10勝を挙げた躍進の秘密を披露。「プレートを踏む位置を変えた」と左打者対策に成功したことを明かした。自身は東京五輪で人生初めての優勝を経験。「優勝ってすごいなと。(自分の)最多勝よりもタイガースで優勝したい」と個人タイトルよりチームの優勝を熱望していた。

 他には、東進ハイスクールの地理担当・村瀬哲史先生(49)が「大山選手が勝利打点数トップになること」「守護神・スアレス投手が9回を3人で終える」「対ヤクルト戦の相性がいい」などデータを披露して阪神優勝の理由を説明。「大丈夫です。阪神優勝間違いなし」と断言した。

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2021年10月3日のニュース