ヤクルト爆勝!12戦負けなし8連勝 “魔の10連戦”16点締め!今季最多得点で球団最多得点差完封

[ 2021年9月26日 20:31 ]

セ・リーグ   ヤクルト16ー0中日 ( 2021年9月26日    神宮 )

<ヤ・中>3回を無失点で投げ終えた石川(右)は村上とグラブタッチ(撮影・村上 大輔) 
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 ヤクルトは26日、本拠地の神宮で中日と対戦し、16―0で勝利し、引き分けを挟み8連勝、12試合負けなしで首位を守った。

 デーゲームの阪神が巨人に4―3で勝利したため、負ければ首位陥落となってしまう一戦は記録ずくめだった。初回、2死から山田が四球で出塁すると、主砲・村上が中日先発・小笠原が投じた初球の真ん中高めのシュートを完璧に捉えて右翼席へ運ぶ先制38号2ラン。この本塁打でトップ争いを繰り広げる巨人・岡本和に並んだ。また、大台の100打点とした村上は岡本和が2018年に22歳で達成した史上最年少100打点の記録を1年塗り替えた。

 2―0の3回には安打2本と四球で無死満塁の大チャンスで打席には山田。小笠原が投じた4球目の内角のストレートに腕をうまくたたみ、左翼席に運ぶ30号満塁弾を放った。山田は2年ぶり5度目の30本塁打に到達。ヤクルトでのシーズン30本塁打5回は過去2人。最多記録はバレンティンの8度(11~14、16~19年)、日本人では池山隆寛(88~92年)のみ。山田は球団として3人目の快挙を成し遂げた。

 3回までに6点を奪った打線は、攻撃の手を緩めなかった。4回、先頭の山崎が左翼線二塁打を放ち、石川が犠打で1死三塁。そこから塩見、青木、山田の3連打で2点を追加し、小笠原をマウンドから降ろした。1死一、二塁から2番手・岡田に村上は二ゴロも、オスナが四球を選び2死満塁とすると、中村が左前へ2点適時打を放ち10―0とした。

 さらに6回無死一塁から山田が、この日2本目となる31号2ラン。1死二、三塁から西浦、山崎の連続二塁打、2死二塁から塩見の二塁打で4点を追加して、この回6点を奪い、今シーズン最多16得点。

 大量援護をもらった先発の石川は持ち前の制球力と緩急をつけた投球で6回を投げ、82球で被安打5無四球無失点。6月18日の中日戦以来、8試合ぶりの今季4勝目(3敗)を挙げた。石川の降板後も大西、石山、大下が無失点に抑えて16―0の大勝。ヤクルトは、国鉄時代の54年4月10日(広島戦)、97年7月8日(広島戦)で記録した14―0勝利を上回る最多得点差完封試合で“魔の10連戦”を締めくくった。

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