巨人・原監督 自力V消滅も「心構え変わらず」 14年ぶり中4日先発の山口は「彼のリズムになってない」

[ 2021年9月26日 18:28 ]

セ・リーグ   巨人3―4阪神 ( 2021年9月26日    東京D )

<巨・神>ベンチで厳しい表情の原監督(右)(撮影・大森 寛明)
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 3位・巨人は26日、優勝戦線生き残りを懸けた2位・阪神との直接対決3連戦第3戦(東京D)に3―4で敗れ痛恨の2連敗。このカード2敗1分けと負け越し、阪神とのゲーム差が4に広がり自力Vが消滅。原監督は試合後「そこは僕らは、コメントを考えることもしないしね。俺たちは別に心構えとしてはまったく変わらない状態で明後日からも戦うというところですね」と前を向いた。

 先発の山口は14年ぶり中4日の登板だったことが影響したのか、序盤から制球に苦しんで1失点ながら3回途中で降板となり原監督は「このところやっぱりそこ(制球)でしょうね。前回もかなり、なかなか彼のリズムになっていかないね」とコメント。

 戸根、鍵谷らリリーフ陣も5回に3失点し「フォアボールが4つでしょ。4つ絡むとやっぱりそういう形になるでしょう。いずれにしてもフォアボールが多いよね」と四球絡みの失点に苦言。一方で育成出身選手としては最多タイ11号ソロを放った松原については「まだまだ荒削りではあるけれどもね、成長の余地を残しているという点で、魅力ある選手ですね」と評価した。

 122試合目にして自力V消滅したことに対しては「そこは僕らは、コメントを考えることもしないしね。俺たちは別に心構えとしてはまったく変わらない状態で明後日からも戦うというところですね」と特別意識する様子もなく「一戦一戦勝ち続けるしかない」と切り替えていた。

 <巨人が122試合目で自力V消滅>巨人は57勝48敗17分けで、残り21試合に全勝した場合は勝率・619。巨人が阪神との残り3試合に全勝しても、阪神が他の4カードに全勝すれば勝率・625。巨人は勝率で阪神を上回れなくなり、自力優勝の可能性が消滅した。

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