西武・辻監督 プロ初勝利の田村に「彼にとってもチームにとっても大きな1勝」

[ 2021年9月24日 22:55 ]

パ・リーグ   西武5―4ロッテ ( 2021年9月24日    メットライフD )

<西・ロ>プロ初勝利を飾り、ウイニングボールを手に辻監督と笑顔を見せる田村 (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武は5―4でロッテに勝って2連勝。辻監督は「昨日と一緒で、平良が先頭打者をフォアボールで出して1アウト三塁のピンチになって、同点は覚悟したんですけど。平良もこれはまずいと思って思いっきりギアを上げて、連続三振を取ってくれてよく逃げ切れました」と試合を振り返った。

 3回で90球を投げて3失点で降板した先発の今井については苦笑いしながら「わかりません」と語った上で「前回が素晴らしかっただけに期待してたんですけど、何が原因なのか私にはわからない。しっかりフォームや気持ちの問題かもしれないですけど、またしっかりとピッチングコーチがケアして私も話したいと思います」と話した。

 プロ初勝利を飾った田村については「ホームランを打たれましたけど、しっかりとバッターに向かっていって投げてくれたことが逆転に繋がったと思います。彼にとってもチームにとっても大きな1勝になったと思います」と話し、「彼の立場は1軍で結果を出さないとまた2軍で調整するという繰り返しだったので、いつも頑張っていますからそういう意味でも嬉しい1勝になりました」とつづけた。

 今日の勝因は打撃陣だという辻監督。「先発の今井が乱調で3回までしか投げれなかったということで3点リードされた中で岸の2ランがあって、その後も点を取られても中村のホームランがあって『よし!いけるぞ』という勢いを持ったまま攻めていけたのが良かったと思います。同点に追いつく源田のタイムリーが大きかったですね。あの1点が大きかったです」と語り、「よく言えばあと1点などはありますし、首位を走るロッテさんは必死で来てますからそんなに点数も取れないです。しのぎ合いの試合になるのはわかっていたので気持ちで負けないように中身のある試合をしないといけないと思います」とコメントした。

 最後に「先発投手陣が苦しい中で平井にお願いしましたがいけるところまでしっかりと投げてもらって打撃陣も調子が上向きなので平井を後押しできるように点を取ってほしいと思います」と明日の試合へ意気込んだ。

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