広島・小園 3年目で初の5安打 打率が1分も上がった!25日に4打席立てば規定打席に到達

[ 2021年9月24日 22:35 ]

セ・リーグ   広島9-2DeNA ( 2021年9月24日    横浜 )

<D・広19>5安打を放った小園(撮影・島崎忠彦)
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 広島の高卒3年目、小園海斗内野手(21)が24日のDeNA戦で初の1試合5安打を記録した。計3打点を挙げて4安打が得点に絡むなど、前夜まで2試合連続零敗だった打線を活気づけた5打数5安打の大当たり。「(5安打は)初めて。最高です。悔しい気持ちだった。点に絡んで2番の仕事ができた」と声を弾ませた。

 1点を先制された直後の3回は1死一塁からの右前打で好機を拡大し、23イニングぶり得点を呼ぶなど一挙3得点の逆転劇に貢献。5回無死一塁からは7月14日の中日戦以来、154打席ぶり2号を右翼席中段へ打ち込んだ。

 「(本塁打は)自分のスイングで捉えることができた。しっかりと反応できたので、入ったかなと思った。次につなごうと思っていた。全ての打席でいい形で入れた。チャンスもあり、つなぐこともできたので良かった」

 新人だった19年7月26日のヤクルト戦で一度だけ記録した1試合4安打の自己最多を更新。初回の遊撃左への内野安打で勢いに乗り、2打席以降は全て力強く引っ張った打球を重ねた。猛打賞は7日の中日戦以来14試合ぶり8度目だ。8月までは主に3番。9月から任される2番打者も板に付いてきた。

 「入り(1打席目)が大事。チャンスをつくって回せたらいい。後ろは頼れる打者なので、しっかり(塁に)出られたらいい。(2番は)いろんなことをしないといけない。どういう場面が来ても対応できるように全てにおいて準備できればいい。特にチャンスを広げることができれば」

 8月まで維持していた打率3割を割り込むなど9月に入って一時下降線。「ずっといい時はない。上を見て沈まぬように目指してやっている。そういう気持ちが(結果に)出ていると思う」。わずか1日で打率を1分(・274→・284)も上げ、25日に4打席立てば規定打席にも到達する。「気にせずに…というのはおかしいけど、今まで通りやって(規定に)いけたらいい」。高卒3年目以内で規定打席を満たして打率3割なら、球団では前田智徳(92年=打率・308)以来の快挙。「なかなか厳しいけど、3割を目指して頑張りたい」と気勢を上げた。

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2021年9月24日のニュース