大谷翔平 屋内打撃練習の秘密 打撃コーチ「2、3種類のドリルを15分程度。ぶれることがない」

[ 2021年9月24日 10:55 ]

試合前に囲み取材に応じるジェレミー・リード打撃コーチ
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 エンゼルスのジェレミー・リード打撃コーチが23日(日本時間24日)、エンゼルスタジアムで取材に応じ、「打者・大谷」の今季について語った。

 大谷は同日の試合前時点で打率・256、45本塁打、95打点。オールスター戦以降は本塁打のペースが落ちているが、同コーチは「4月と9月では、健康面から見てもかなり違う。長いシーズンだから、疲労も影響するし暑さも影響するだろう」と分析。さらに「まず第一に私たちはこのような二刀流の選手を見たことがない。だから、彼が疲労の面で実際にどのような状況にあるのか、誰にも分からない」とした。

 今季の大谷は二刀流での蓄積疲労を避けることを目的に、開幕戦以外は屋内で打撃練習を続けてきた。リード打撃コーチは「2、3種類のドリルを打撃ケージの中で1年中やっている。時間は15分程度。時々、変化球を見たり、左投手や右投手を見たりすることがあるが、彼がそのドリルからぶれることはない」と説明した。

 マット・ワイズ投手コーチも取材に応じ、「投手・大谷」の今季について「翔平は速さを加減しながらストライクゾーンを維持する能力に優れています。それはおそらく彼の最大のスキルの1つ」と絶賛した。

 9月17日のアスレチックス戦は右肘の張りで登板を一度回避したが、2日後の19日の同戦では8回5安打2失点、10奪三振の快投を見せ、不安を払拭(ふっしょく)した。同コーチは「彼は自分の体にとても気を配っていますし、1日か2日、余分に休む必要があるときには、私たちとよくコミュニケーションをとっています。彼の日課、ワークアウトのルーティン。翌日、2日後のピッチングに備えての練習はすべてが組み立てられている」と感心していた。

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2021年9月24日のニュース