日本ハム・堀、目標達成2年ぶり2度目50試合登板 守護神・杉浦「僕だけの力ではない」20セーブ目

[ 2021年9月19日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム1ー0ロッテ ( 2021年9月18日    札幌D )

<日・ロ>7回に登板した堀(撮影・高橋 茂夫)
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 緊迫の1―0勝利を守り抜いた日本ハムのリリーバーが、節目の数字に到達した。7回から2番手で登板し、中軸を3者凡退に抑えた堀が2年ぶり2度目の50試合登板を達成。守護神・杉浦は9回に2死二塁の一打同点のピンチこそ招いたが、最後は代打・安田を遊飛に仕留めて20セーブ目をマークした。

 50試合登板に「毎年目標としている数字。達成できたのはうれしい」と話した堀。ショートスターターなど多彩な持ち場で53試合に投げて防御率5・22だった19年とは充実感が違うだろう。師事する宮西が務めてきた勝利の方程式の一角を任され、防御率2・06と安定。リーグトップを独走するホールドはこの日で33個目だ。「中継ぎをやっている以上、最優秀中継ぎ賞は獲りたい」と言い切る。

 「今年は走者を出しても本塁に還さなければいいという気持ちを持ち始めて、慌てることなく投げられている」と自己分析。技術的にもスライダーが被打率・131と、ほぼ捉えられていない。「スライダーという一つの球種ですが、球速や曲がり幅を変えている」と磨きを掛けて「無双」の武器とした。

 杉浦の20セーブはリーグ3位だ。「セーブ数は僕だけの力ではない。チームメートがそこまで状況をつくってくれている」。感謝を胸に、今季初めて挑んだ任務を、最後まで守り抜くつもりだ。

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