巨人・岡本和が爆笑お立ち台 殊勲のサヨナラ犠飛も「僕がランナーやったら走ってないなー」八百板に感謝

[ 2021年9月15日 21:47 ]

セ・リーグ   巨人7―6DeNA ( 2021年9月15日    東京D )

<巨・D>9回1死満塁、サヨナラの左犠飛を放ち、チームメートの祝福を受ける岡本和(中央)(中央左は坂本)(撮影・吉田 剛)
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 巨人の主砲・岡本和真内野手(25)がDeNA戦(東京D)の8回に4試合ぶりとなる左越え37号ソロを放って今季99打点目を叩き出すと、2点差を追いついた9回には逆転サヨナラ勝ちを決める決勝の左犠飛。劇的な形で2018年の自己最多100打点に並んだ。

 岡本和は10日に行われた中日戦(東京D)の第2打席で先発左腕・大野雄から左越え36号ソロを放ってから試合前まで15打席連続ノーヒット。だが、4回の第2打席で先発右腕・大貫のスプリットを左前に弾き返して17打席ぶり安打を放つと息を吹き返した。3―5で迎えた8回1死走者なしで入った第4打席で、この回から登板した4番手右腕・山崎が1ボール2ストライクから投じた4球目、真ん中やや高めの147キロ直球を左翼スタンドに叩き込む4試合ぶりの37号ソロ。これで今季99打点となると、2点を追いつき、なおも1死満塁で回ってきた9回の第5打席でサヨナラ犠飛を放って主砲らしく勝負を決めた。

 お立ち台に上がった岡本和はインタビュアーから祝福を受けると「ありがとうございま~す!」と軽やかに第一声。「あのフライだったら、僕がランナーやったら走ってないなーっていうぐらいの…」とやや浅めの飛球を振り返ってスタンドの笑いを取ると「卓丸が走ってくれたんで、感謝の気持ちでいっぱいです」と激走からのヘッドスライディングでサヨナラのホーム生還を果たした三走・八百板に感謝した。

 同点で1死満塁という絶好の場面で入った9回の打席について聞かれると「いや~もう。やっぱり相手投手も満塁っていうのはイヤでしょうし、僕も緊張しましたけど。打てる球をしっかり打とうと思ってました」とキッパリ。3ボールから2球連続ファウルでフルカウントとなってからの決勝犠飛に「守りに入らず攻めていこうと思ってたんで。何とか浅いフライが上がって良かったなと思います」と謙そんして再びスタンドの笑いを誘った。

 2018年の自己最多に並ぶ100打点には「ここ何試合かは全然打ててなかったんで。まぁ、あさってからもしっかり頑張っていきたいなーと思います」とあっさり。16日は試合がなく、17日から2位・ヤクルトと2連戦(東京D)、19日には首位・阪神戦(甲子園)が待ち受ける。今後も三つ巴のし烈な優勝争いが続くが「そうですね。もう1試合1試合、強い気持ちを持って頑張りたいなと思います。応援よろしくお願いします」とお立ち台を締めくくった。

 岡本和のこれまでのキャリアハイはともにプロ4年目だった2018年の33本塁打、100打点。昨季は31本塁打、97打点でともに初タイトルとなるリーグ2冠に輝いている。

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