巨人、6連敗で止まるか エース菅野4年ぶり中4日登板で7回1失点 鈴木誠に今季5発目被弾も力投

[ 2021年9月12日 20:39 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2021年9月12日    マツダ )

<広・巨(18)>7回2死、左越えにソロ本塁打を放った小林(22)を笑顔で迎える菅野(撮影・奥 調)
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 巨人のエース、菅野智之投手(31)が広島戦(マツダ)に先発登板。2017年以来4年ぶりの中4日登板で7回5安打1失点と好投し、勝利投手の権利を得て降板した。

 初回に主砲・岡本和の三ゴロで1点先制してもらった菅野はその裏を3者凡退に仕留めて上々のスタート。1―0のまま迎えた2回には先頭の相手主砲・鈴木誠に2ストライクからの3球目、内角シュートを左翼スタンド後方のネットに当たる特大弾とされて追いつかれた。広島戦は今季5度目の登板だが、全試合で鈴木誠に本塁打を許しており、今季喫した12本塁打中5本が鈴木誠。菅野は現同僚の丸(広島)から2014年に3本塁打されたのがこれまでの年間個人最多被弾だったが、ワースト記録更新となった。

 だが、3回の2死一、二塁、4回の2死二塁をともにしのぎ、5回には小園、西川をともにフォークで連続三振に取るなどその後は無失点を続けた菅野。すると、1―1のまま迎えた7回2死からバッテリーを組む相棒・小林が2年ぶりの一発となる勝ち越しアーチを左翼席へ。2―1となったその裏を抑えて8回のマウンドは2番手左腕・中川に譲った。

 菅野の投球内容は7回で打者27人に対して95球を投げ、5安打1失点。6三振を奪い、1四球1死球だった。

 今季4度の登録抹消を経験した菅野は、復帰2戦目となった今月1日のヤクルト戦(京セラD)で8回1安打無失点と好投して131日ぶりとなる今季3勝目をマーク。だが、この白星を最後にチームは現在9試合連続勝ちなしの6連敗中で、4日に2位へ後退、10日には78日ぶりの3位に転落した。菅野自身も好投から中5日で先発した7日のDeNA戦(横浜)で108球を投げ、5回途中7安打7失点KOされて6敗目を喫している。

 【今季の菅野智之VS鈴木誠也】14打数7安打5本塁打7打点
▼4月9日(マツダ) 左本、三振、三振
▼4月23日(東京D) 二ゴロ、右飛、左本、左安
▼7月1日(東京D) 一邪飛、中本
▼8月26日(東京D) 中本、中安、三振
▼9月12日(マツダ) 左本、四球、三振

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2021年9月12日のニュース