巨人・小林が2年ぶりアーチ! 4年ぶり中4日登板の相棒・菅野に贈る勝ち越し弾 ベンチは大歓声

[ 2021年9月12日 20:11 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2021年9月12日    マツダ )

<広・巨18>7回2死、左越えにソロ本塁打を放つ小林(撮影・吉田 剛)
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 巨人の小林誠司捕手(32)が広島戦(マツダ)の7回に2年ぶりアーチとなる勝ち越しの今季1号ソロを放った。

 4年ぶりの中4日で先発した相棒・菅野とバッテリーを組み「8番・捕手」で先発出場。1―1で迎えた7回、2死走者なしで入った第3打席で、相手先発左腕・床田が1ボールから投じた2球目、真ん中低めスライダーを左翼スタンドへ放り込んだ。

 小林は昨年6月19日に行われた阪神との開幕戦(東京D)で菅野とバッテリーを組んで先発出場も、出場2戦目となった同21日の同戦で左前腕に2打席連続死球を受け、左尺骨骨折と診断されて離脱。9月に1軍復帰したものの調子が上がらず2軍落ちし、10月20日に行われたイースタン・リーグのヤクルト戦で右手人さし指を負傷し、右手示指末節骨骨折と診断された。そのため2020年の1軍出場は10試合21打席にとどまり、プロ7年目で初のシーズン本塁打ゼロ。本塁打を放つのは2019年7月4日の中日戦(東京D)で放って以来801日ぶりで通算15号となった。6回1失点と好投を続ける菅野に贈る待望の勝ち越しアーチ。満面笑みでベンチに戻った小林をチームメートの笑顔と大歓声が出迎えた。

 今月1日のヤクルト戦(京セラD)では好リードで菅野を8回1安打無失点の好投に導き、菅野は4月23日の広島戦(東京D)以来131日ぶりとなる今季3勝目(5敗)をマーク。小林はバットでも丸の決勝2ランを呼び込む二塁打を打って勝利に貢献し、原辰徳監督(63)は「このところバッティングもね、非常に良かったんですね」「大城と同じくらいのバッティング力があるならば、小林を使いますよ、私は」などと試合後に話していた。

 ▼小林 打ったのはスライダーかカットですね。全員で勝つために一つの方向を向いて戦っている中で、最高の結果が出て嬉しいです。

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