3戦3発の阪神・佐藤輝、後半戦へ進化止まらない 三塁守備も心配なし「いつでも行けるように準備」

[ 2021年7月30日 05:30 ]

プロ野球エキシビションマッチ   阪神6―4ロッテ ( 2021年7月29日    甲子園 )

<エキシビションマッチ 神・ロ(3)> 5回2死一塁、2ラン本塁打を放ちZポーズを決める佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 阪神・佐藤輝明内野手(22)が29日のロッテ戦で5回2死一塁から右中間へ2ランを打ち込んだ。エキシビションマッチは27日初戦の2本塁打を合わせて3戦3発。5月19日のヤクルト戦以来の三塁出場で、オープン戦も通じて初めてだった一塁・大山との布陣も確認した。

 佐藤輝が進化の途上を改めて示した。逆転した5回、なお2死一塁。前半戦は4勝12ホールド、防御率1・06の好成績で1被弾しかなかった佐々木千の外角低めシンカーをすくい上げるようにして捉え、浜風を切り裂き、右中間席まで届いた。

 「打った感触は良かった。いろいろ試す中で、それがホームランという結果につながって良かった」

 前半戦はリーグ4位の20本塁打ながら、終盤7試合は不発で終えた。球宴後の練習から左手は小指も含めてしっかり握るスタイルに変更。高低の揺さぶりにも対応する“脱力打法”に取り組んだ。低めの変化球を仕留め、「試しているところは、うまくいっていることが多いのかな」と実戦で確かな成果を確認した。

 約2カ月ぶりに守った三塁での打球処理は7回先頭の高浜の三邪飛だけ。矢野監督は「シーズン中でも起こり得る、あり得ることは、このエキシビションでやっていこうと思う」と説明した。

 「今日はゴロは飛んで来なかったですけど、いつでも三塁と言われたら行けるように準備しておきたい」

 8月13日の広島戦から始まる後半戦まで2週間。できることは、まだまだある。(長谷川 凡記)

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