阪神・梅野 侍・稲葉監督の前で選出“御礼打”&好リードで存在感アピール

[ 2021年6月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-0中日 ( 2021年6月24日    バンテリンD )

<中・神>侍ジャパン・稲葉監督(左)らと話す梅野(左から2人目)(右から2人目は侍ジャパン・建山投手コーチ、右は矢野監督)(撮影・坂田 高浩)
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 東京五輪で金メダル獲得を目指す侍ジャパンに選出された阪神・梅野が、稲葉監督の前で決勝点につながる「御礼打」など攻守で勝利に貢献した。

 3回先頭でチーム初安打となる右前打で出塁すると、ガンケルの犠打と近本の左前打で三進。中野の中犠飛で踏んだ先制のホームが、結果的に決勝点となった。

 「結果うんぬんよりも、自分がやるべきことをゲームでは出そうと。結果が付いてきたらいいけど、先制点のホームを踏めたってのは良かった」

 負傷辞退した広島・会沢の代わりに追加招集された。選んでくれた日本代表指揮官の前で、捕手としてもガンケルら3投手を好リード。今季6度目の零封勝ちにもひと役を買い、存在感をアピールした。

 試合前練習中に言葉をかわした稲葉監督は「短い会話でしたけど、非常にやる気に満ちあふれているふうに感じました。ああいう逆方向にヒットというのは、国際大会でも非常に大事。そういう打撃もできるのは彼の特徴」と目を細めた。

 初選出されるのが遅すぎたぐらいの虎の正妻は、日の丸を背負って働く準備もできている。(山添 晴治)

 《侍稲葉監督 梅野&岩崎らを激励》東京五輪で金メダルを狙う侍ジャパンの稲葉監督がバンテリンドームを訪れ、代表に内定している阪神の梅野、岩崎らを激励した。7月28日の開幕戦の相手は現在最終予選中のドミニカ共和国、ベネズエラ、オランダのいずれかが濃厚で、ともに1勝しているドミニカ共和国とベネズエラが優位に立つ。同31日の2戦目はメキシコが有力。中南米勢との連戦の可能性がある。プレミア12では変則右腕の高橋礼(ソフトバンク)がプエルトリコ相手に好投。青柳は似たタイプで「ロングリリーフできる投手は貴重」と期待した。

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