オリックス 宮城の“髪”頼み縁起グッズ発売へ 「新しいタイプのニュースター」 球団も売り出しに乗り気

[ 2021年6月15日 05:30 ]

K-鈴木(左奥)に頭をなでられる宮城大弥(中央)(撮影・坂田 高浩)
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 まるで後光が差しているようだ。丸刈り姿で話題沸騰中のオリックス・宮城が、「ハマの大魔神」ならぬ「オリの大明神」になる。

 「一からまた頑張ります」。髪を切って神々しさをまとった。無敗の験担ぎで伸ばしていたロン毛を刈り上げて以降、チーム内では宮城とすれ違うたびに手を合わせて拝む信者!?が続出。開幕から無傷5連勝を飾り、球宴ファン投票では8年ぶりに日本球界に復帰した楽天・田中将や山本を抑えてトップを獲得するなど急上昇。悟りを開いたかのようなブレークで、縁起ものとして崇拝されている。

 球団もあやかる。丸刈りにちなみ、「宮城大弥の“マルガリ”ータピザ」(仮)の開発を検討していることが判明。また、後光が差す宮城の顔をプリントしたTシャツやタオルなどの製作にも乗り出しており、球団関係者は「想像以上の人気。新しいタイプのニュースターですし、ファンの思いに応えられるようにしたい」とバックアップする構えだ。

 チームは11年ぶりに交流戦優勝を果たし、6連勝中。18日から再開するリーグ戦は、3位ながら2差で追う首位・楽天3連戦(楽天生命)で、宮城は初戦の山本に続く2戦目に登板見込み。奪首につなげる神がかり的な快投を披露する。 (湯澤 涼)

 ▽ハマの大魔神 横浜(現DeNA)、マリナーズで抑えとして活躍し日米通算381セーブをマークした佐々木主浩の現役時代の愛称。98年にはリーグトップの45セーブを挙げ、チームのリーグ優勝に貢献した。

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