楽天・涌井 6回5失点も粘投で史上49人目のプロ通算150勝達成!交流戦では歴代2位の通算25勝目

[ 2021年6月4日 21:28 ]

交流戦   楽天12ー5広島 ( 2021年6月4日    マツダ )

楽天先発の涌井
Photo By スポニチ

 楽天の涌井が6回5失点の粘り強い投球で今季6勝目となる史上49人目のプロ通算150勝を達成した。さらに交流戦では杉内俊哉(巨人)通算26勝に次ぎ、現役最多の和田(ソフトバンク)と並ぶ歴代2位となる通算25勝になった。打線は8回に一挙5得点を奪うなど14安打12得点を奪い、チームは3連勝となった。

 通算150勝に王手をかけて、ハーラートップタイの6勝目を目指し今季11度目の先発マウンドにあがった涌井。初回から味方の援護があり、4―0とリードして迎えた初回の登板だったが、1死走者なしから小園にライトフェンス直撃の二塁打を打たれ、続く菊池涼にセンターへの適時三塁打を浴びて失点。さらに2死三塁で林の右前適時打を浴びて初回から2点を失った。その後2回、3回は立て直し三者凡退に抑えた。

 5―2と3点リードとなった4回は1死二、三塁のピンチを背負うとクロンの中前適時打を1点失った。ピンチは続いたが、磯村を一邪飛、代打・安部から空振り三振を奪ってピンチを切り抜けた。7―3となった5回も2死三塁になったが西川にショートへの適時内野安打で失点した。7―4となった6回は1死走者なしからクロンに1発を浴びて5点目を失ったが、後続は抑えた。涌井は6回113球を投げて、10安打5失点で勝利権利を持ったままマウンドを降りた。涌井が降板後は酒居、ブセニッツと無失点継投し、9回は内間が試合を締めた。

 打線は初回1死一、二塁で島内の中前適時打で先制。さらに2死一、二塁で黒川のプロ初本塁打となる3ランで初回から4点リードした。その後2点差に迫られて4―2で迎えた4回2死一、二塁で浅村の中前適時打で加点。5―3となった5回は先頭の岡島の6号ソロなどで2点追加した。7―5となった8回は島内の走者一掃となるセンターへの適時三塁打など一挙5得点を奪って大量リードとなった。

 広島は先発の中村祐が4回79球を投げて、8安打5失点で今季3敗目。打線も11安打を打って一時2点差まで詰め寄るが、8回に5点を失ってチームの連勝は2で止まった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年6月4日のニュース