巨人・原監督 緊急降板のメルセデスは「足がつった」 菅野合流も常にその日の「100点のメンバーで」

[ 2021年6月4日 21:08 ]

交流戦   巨人6―0日本ハム ( 2021年6月4日    東京D )

<交流戦 巨・日 1>8回1死、右越え本塁打を打ったスモーク(左)を出迎える原監督 (撮影・西川祐介)
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 巨人は今季初登板初先発となったメルセデスの快投もあって日本ハムを下し、2分けを挟んで3連勝。貯金を今季最多タイの9とした。

 昨年10月に左肘手術を受け、今季初登板初先発となった左腕・メルセデスが初回から6回にかけて14人連続アウトに取るなど6回途中2安打無四球の快投。2―0で迎えた6回2死一塁、西川の打席で左太腿裏を押さえて緊急降板するアクシデントに見舞われたものの、2番手左腕・大江がここで西川を三ゴロに抑え、イニングまたぎとなった7回も近藤との左対左対決を左飛にピシャリ。その後も桜井、鍵谷、ビエイラと無失点リレーでつなぎ、メルセデスの今季初勝利を守り切った。

 6―0で勝利を収めた巨人の原辰徳監督(62)はメルセデスについて「かなり初先発、久しぶりの登板ということでちょっと力が入ったというかね」としながらも「内容は素晴らしかったし、途中足がつったというところでね。まぁ、あのイニングで代えようというふうに宮本コーチと話してたんで、1人早かったというところですね」と“ほぼ予定通り”の降板とし「非常に新しい…新戦力としてね。新しいCCメルセデスというピッチャーが来たという。昨年まで、その前の年も。ちょっとこうタイプの違ったパワーピッチャーになってきたなという感じがします」と一皮むけた新生メルセデスを評価した。

 先発、リリーフ陣ともに苦しい台所事情が続く中で踏ん張ったリリーフ陣については「ああいうところで大江がきちっとね。2人抑えてくれたっていうのは非常に大きいですし、桜井もね。鍵谷もそうですね。良かったと思います」と目を細めた原監督。エース菅野も練習に合流し「徐々にメンバーも…」と言いかけたところで言葉を飲み込み「しかし、与えられたメンバーでね、我々も戦う。もうこれが100点のチームですから。きょうはきょうで、あしたはあしたで100点のメンバーでね、戦いに挑むという感じですね」と話していた。

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