楽天・涌井、史上49人目のプロ通算150勝の権利を持って降板 6回5失点の粘り強い投球を披露

[ 2021年6月4日 20:39 ]

交流戦   楽天ー広島 ( 2021年6月4日    マツダ )

粘り強い投球を披露した楽天先発の涌井(撮影・奥 調)
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 楽天の涌井秀章(34)が4日の広島戦に先発登板し、6回5失点の粘り強い投球で今季6勝目となるプロ通算150勝の権利を持って降板した。

 通算150勝に王手をかけて、ハーラートップタイの6勝目を目指し今季11度目の先発マウンドにあがった涌井。初回から味方の援護があり、4―0とリードして迎えた初回の登板だったが、1死走者なしから小園にライトフェンス直撃の二塁打を打たれ、続く菊池涼にセンターへの適時三塁打を浴びて失点。さらに2死三塁で林の右前適時打を浴びて初回から2点を失った。その後2回、3回は立て直し三者凡退に抑えた。

 5―2と3点リードとなった4回は先頭の西川、林に連打を浴び、その後1死二、三塁のピンチを背負うとクロンの中前適時打を1点失った。ピンチは続いたが、磯村を一邪飛、代打・安部から空振り三振を奪ってピンチを切り抜けた。7―3となった5回も先頭の野間、小園に連打を浴びて出塁を許した。続く菊池涼を投併殺打に打ち取り、2死三塁になったが西川にショートへの適時内野安打で失点した。

 7―4となった6回は1死走者なしからクロンに1発を浴びて5点目を失ったが、後続は抑えた。涌井は6回113球を投げて、10安打5失点で勝利権利を持ったままマウンドを降りた。涌井が降板後は7回から2番手で酒居がマウンドにあがった。

 涌井はこのまま勝利すれば今季6勝目となる史上49人目となるプロ通算150勝達成。さらに交流戦では杉内俊哉(巨人)通算26勝に次ぎ、現役最多の和田(ソフトバンク)と並ぶ歴代2位となる通算25勝になる。

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2021年6月4日のニュース