阪神・佐藤輝は絶好機に「痛恨」けん制死 矢野監督は失敗を責めず「次からどうするかの方が大事」

[ 2021年5月5日 18:19 ]

セ・リーグ   阪神2-2ヤクルト ( 2021年5月5日    神宮 )

<ヤ・神(7)>7回2死一、二塁、痛恨のけん制死に肩を落とす阪神・佐藤輝(撮影・北條 貴史)
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 2点リードを追いつかれ今季初引き分けとなった阪神は、佐藤輝のミスが痛かった。2―1の7回2死二塁、矢野監督が力投の青柳に代打・糸井を送り勝負に出たものの、今野が初球を投げる前に二塁けん制。これで佐藤輝が刺され、チャンスと代打の切り札の両方を無駄にした。

 「流れの中であそこでアウトになるのは良くない。ただ、相手もすごくうまかったし、気を抜いたということでもないんでね。どの投手がどれぐらいのことをしてくるのか、球団によっても傾向は出てくる。痛いアウトにはなったんで、今日引き分けでよく終われたなという部分もある。輝自身は経験にして、次からどうするかということの方が大事」

 指揮官は試合のターニングポイントだったことを認めながらも、ドラフト1位を責めなかった。ここまでチームトップの9本塁打、25打点を残しているとはいえ、まだ新人。まだ5月。守備、走塁を含め、成長の余地はたっぷりとある。

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2021年5月5日のニュース