雰囲気出てきた? DeNA・三浦監督の代打攻勢ズバリ 今季初の完封勝利で3カード連続勝ち越し

[ 2021年5月5日 17:17 ]

セ・リーグ   DeNA4ー0中日 ( 2021年5月5日    バンテリンD )

<中・D(9)>7回2死満塁、代打・桑原の勝ち越し2点適時打で生還した牧(左)を迎える三浦監督(撮影・椎名 航)
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 DeNAが今季36試合目にして初の完封勝利を挙げた。

 得点が動いたのは7回。1死満塁から嶺井が空振り三振になったところで、三浦監督は、6回無失点と好投していた浜口に代え、代打・桑原を送った。その勝負手がピタリとはまり、桑原が右前先制2点打。さらに、神里に代えて送った山下も左前適時打を放った。浜口は中5日の登板で球数は95球。代え時だったとはいえ、指揮官の采配に、代打陣が応えた。

 先発の浜口は初回1死から4者連続三振でリズムをつかんだ。初めてのピンチとなった5回1死一、三塁では根尾の左飛で、三塁走者がタッチアップしたが、左翼手の佐野の好返球もみせた。投げてはエスコバー、山崎、三嶋の継投で完封リレーを完成させた。

 6回3安打無失点で8三振を奪い、2勝目を挙げた浜口は「自分のボールで中日打線と勝負できた。野手のみんなが要所でいいプレーをみせてくれた」と笑顔。代打が送られた場面も「桑さん(桑原)は絶対に打ってくれると信じていた」と話した。

 4月に引き分けを挟んで10連敗を喫するなど、大きく出遅れたが、これで3カード連続勝ち越し。投打の歯車がかみ合い、チームの雰囲気も良くなってきている。

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