阪神・アルカンタラ 巨人戦1軍デビュー浮上!7日に2軍戦で登板、14日から3連戦で昇格あるぞ

[ 2021年5月4日 05:30 ]

14日からの巨人戦デビューの可能性も出てきたアルカンタラ(代表撮影)

 阪神の新外国人のラウル・アルカンタラ投手(28)が、14日からの巨人との3連戦(東京ドーム)で1軍デビューする可能性が浮上した。次回登板は中5日で7日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)が濃厚。万全の状態をアピールし、昇格へのスタンバイを完了させる。

 背番号44の1軍マウンドへの“道筋”が見えてきた。前回1日の同広島戦(由宇)では5回1安打無失点の快投。文句なしの結果を伝え聞いた矢野監督は「もう一回はファームで投げることになる。もう一回投げた後に、こっち(1軍)の状態とアルカンタラの状態と考えながらっていうふうにはなってしまう」と見通しを明かし、次回登板が昇格の目安となることを示唆していた。

 現在、1軍の外国人は枠上限の5人を登録済み。先発ではチェン、ガンケルが先発ローテーションに加わっており、次回は7、9日のDeNA戦にそれぞれ先発する予定だ。2軍での“最終テスト”の内容と、1軍で投げる2人の結果次第では、入れ替わりで翌週の巨人戦にアルカンタラが起用される可能性がありそうだ。

 来日初先発となった広島戦ではテンポ良くアウトを積み重ねて5回を50球でまとめる省エネピッチを披露。登板後には2度目の先発マウンドへ向けて「80~85球、できれば6イニングは投げたい」と意気込んでいた。2戦連続の好投なら、昇格の最有力候補に挙がることは間違いない。

 一方、既に2軍戦で2本塁打を放つなど状態を上げてきているメル・ロハス・ジュニア外野手(30)の昇格は慎重に見極めるもようだ。マルテ、サンズが打線の中軸として機能している現状も踏まえ、矢野監督は「それも枠があるから。(野手を)3人にするということはピッチャーを外さなアカンということやから、その時の状況による。あり得るし、ないとも言いにくい」と話すにとどめた。

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2021年5月4日のニュース