ぜいたくな悩みヤノー!阪神・矢野監督 ローテ再編でハイレベル先発陣、効果的に回す宣言

[ 2021年5月2日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神ー広島(3回表終了降雨ノーゲーム) ( 2021年5月1日    甲子園 )

<神・広>初回1死二塁、鈴木誠の二ゴロの判定を巡ってリクエストを行使する矢野監督(撮影・北條 貴史)
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 今季3度目の雨天中止に阪神・矢野燿大監督(52)は「まあ、どうしようもないね」と苦笑いした。明日3日に組まれていたヤクルト戦も緊急事態宣言下で延期となり、豊富な先発陣の起用法にうれしい悩みを抱えていることを明かした。

 まずはこの日、広島を3回まで無失点に抑えた伊藤将について予定通り1週間後の8日DeNA戦に回すことを明言。その上で、4月29日中日戦で移籍初登板初勝利を挙げたチェンについても「うーん…、ロハスとか(2軍)調整している選手との絡みもあるんで。現状では横浜で先発するのが1番いいのかなと。まだ100%じゃないけど」と7日同戦での起用を示唆した。

 これに伴い、4月30日の広島戦で3勝目を挙げた秋山の登板を1度飛ばす方針。この日の練習中に直接、右腕に伝え「抹消をどうするのかが難しくて。コーチと相談しながら、明日ぐらいには決めないといけない」と思案顔だった。

 5試合となる来週は4日から順に西勇、青柳、チェン、伊藤将、ガンケルが登板予定。新助っ人のアルカンタラもこの日の2軍・広島戦で快投し、出陣態勢を整えつつある。外国人枠も絡み、指揮官の手腕が問われる状況だ。チームの先発防御率はリーグ随一の2・38。ハイレベルな投手陣を効果的に回し、5月も首位を突っ走る。(山添 晴治)

<1日の阪神・矢野監督語録>

 ▼引きずることはない それ(ノーゲームを引きずること)はないと思う。点が入っていたら入っていたで、ヒットを打った人は何か、もったいない感じするし。でも(伊藤)将司の状態は良かったからね、それはプラスに捉えて。良い状態は続いているなというのは確認できたし。

 ▼ロハスも上がってきたのは好材料 こっちにいる外国人選手だって調子が悪いわけじゃない。競争という形になるから。ファームで打って当たり前の選手だと思うんで、結果を出していきながら、現状、投手も3人いるわけだから総合的に考えるしかない。ロハスが上がってきたというのは、好材料かなと思うけどね。まだ何か言うには、材料が少ない。もっと打席を見たり、直接見られているわけじゃないから。映像だけでは分からない部分もあるし。

 ▼アルカンタラはもう一回ちゃんと 前回、社会人チーム相手にあまり良くなかったんで。今回、普通にというか、5回1安打無失点というのは力からすれば期待通り、当たり前というところを出してくれている。もう一回ちゃんとしたパフォーマンスを見せてくれて、ある程度準備というのは、できる形になるのかなと想定しています。

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2021年5月2日のニュース