ヤクルト 奥川が中断にも負けず5回5失点で悲願のプロ初勝利!打線も15安打11得点で乱打戦を制した

[ 2021年4月8日 21:55 ]

セ・リーグ   ヤクルト11ー7広島 ( 2021年4月8日    神宮 )

中断にも負けず粘り強い投球を見せたヤクルト先発の奥川(撮影・島崎忠彦)
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 ヤクルトは先発の奥川が5回5失点の粘り強い投球で悲願のプロ初勝利を飾り、打線も15安打11得点で乱打戦を制して2連勝を飾った。

 プロ初勝利をかけて今季2度目の先発登板となった奥川。初回は2死走者なしから西川に右前打、鈴木誠にもレフトへの二塁打を打たれて2死二、三塁のピンチを招き、続く松山に右中間への二塁打を打たれて2点失った。ピンチは続き会沢の右前適時打でさらに1点失い、安部の右中間への適時二塁打で1点失い、2死走者なしから5連打を浴びて初回から4点を失った。味方の援護で同点に追いついた2回は降雨中断がありながらも無失点で抑えたが、3回は鈴木誠に1発を浴びて1点を失った。さらに1死一、二塁のピンチを招くが堂林を二併殺打で打ち取りピンチを脱出した。味方が逆転に成功して6-5で迎えた4回を無失点で抑え、さらに味方の援護をもらい、7-5と2点リードで迎えた5回はこの試合初めての三者凡退で抑えて5回84球を投げて、10安打5失点でプロ初勝利の権利を持って降板。

 奥川が降板後は近藤、坂本、梅野と無失点継投し、9回は長谷川が鈴木誠に1発を浴びたがリードを守って試合を締めた。

 打線も4―5と1点リードされて迎えた3回2死一、二塁で西浦の右前適時打で同点に追いつき、続く松本友の左前適時打で勝ち越しに成功した。4回には山崎の1号ソロでリードを2点に広げた。7-5で迎えた5回は無死三塁で西浦の左前適時打で加点。その後1死一、二塁で相手の捕逸で1点追加し、さらに山崎が10得点目となる左越え適時二塁打でリードを5点に広げた。

 広島は中村祐が3回71球を投げて、7安打6失点で今季2敗目。打線も初回から4点を奪い先制したが、同点に追いつかれると3回に鈴木誠の今季1号ソロで勝ち越しに成功した。しかし直後の3回裏に逆転を許すと、その後5-11で迎えた9回に鈴木誠がこの試合2本目となる2号2ランで2点返すのが精いっぱいでチームは連敗となった。

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