貧打の極み…オリ81年ぶりの屈辱、開幕から11戦連続2ケタ安打なし

[ 2021年4月8日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス2-9ロッテ ( 2021年4月7日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>7回2死一塁から藤岡が右越えに2ラン。ぼう然とするTー岡田(撮影・長久保 豊)
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 固く閉ざされた、負の歴史の扉を開けた…。オリックスは今季最少の2安打で敗れ、今季ワーストタイの借金2。開幕から11試合連続2桁安打なしは阪急時代の1940年以来、実に81年ぶりの球団ワーストタイ記録となった。深刻な貧打に中嶋監督も「打線、打線言ってもしょうがない」と首をひねるしかなかった。

 0―1の3回、太田が1号同点ソロ。1―3の7回には2四球で1死一、二塁とし、6番・頓宮がチーム2本目の安打で満塁と好機を広げた。次打者・T―岡田の左犠飛で1点差に迫るが、反撃もここまで。ロッテ先発・岩下を攻略できず、指揮官は「タイミング的には悪くなかったが、どうしてもミスショットになってしまっている」と振り返った。

 チーム防御率はこの試合まで1・99。抜群の安定感を示してきた投手陣が今季初の2桁被安打を喫し、ワーストの9失点と乱れた。「今日に限って言えば、投げた投手全てが、いい感じではなかったということ」。投手陣が崩れた時の反発力が、今の打線にはない。

 昨季、開幕9連敗を含む1勝11敗と苦しんだZOZOマリンで、今季のワーストゲームを戦い、1敗1分けとなった。打者陣の状態が上がり、投打がかみ合う時を待つ。(桜井 克也)

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