堀内さん「この終わり方はダメだろう」 甲子園の唐突な7回降雨コールドに苦言

[ 2021年4月6日 22:50 ]

セ・リーグ   巨人2―6阪神 ( 2021年4月6日    甲子園 )

堀内恒夫氏
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 現役時代に巨人のエースとして通算203勝をマークし、巨人監督も務めた野球解説者の堀内恒夫さん(73)が6日、自身のブログを更新。同日行われた阪神―巨人1回戦(甲子園)が唐突な形で7回降雨コールドとなったことに苦言を呈した。

 今季初の“伝統の一戦”は試合前から雨が降り続き、7回裏の阪神攻撃後に4人の審判が集まって協議。7回降雨コールドによる試合終了が唐突に告げられ、巨人は2―6で敗戦となった。グラウンド整備は何度か行われたが、両軍選手がベンチに引き上げるなどの試合中断は一度もなし。コールドゲームを宣言する前に説明もなかったため、原辰徳監督(62)は両手を大きく広げて抗議。審判団の説明を受けて引き下がったが、審判団によるファンに向けた場内アナウンスもなかった。

 これを受け、ブログを更新した堀内さんは「今日の甲子園球場での阪神戦。ブログで言いたいことは1つだけ。試合の終わらせ方について、だ」と書き出すと「今日は最初からずーっと雨が降っていた。その中でスタートした試合。7回終わって目を疑うような光景を見た。審判団が突然のコールドゲームを宣告し試合終了が確定したのだ。一言で言ってしまえばこの終わり方はダメだろう。俺はそう思っている」と続けた。

 そして「何がダメなのか」として「最初から雨は降っていてこうなることは予想できたはずだ。それでも何度も土を入れてもっと強い雨の中をもやり続けてきたわけだ。通常なら、最後までやる流れ。お客さまも雨の中たくさんいてくだった。それを、7回まできて止めるとするならば、まずは、きちんと両軍のベンチに審判団が行ってこれ以上は無理だからと説明しなきゃいかんだろうに。それをせずにいきなり試合を終わらせる。これはおかしいと思うよ」と苦言。「原監督が審判団に説明を求めに行ったのは当然のことですよ」と憤りを募らせた。

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2021年4月6日のニュース