巨人・原監督「もう少しイニングやっていれば3点は取ったかもしれない」 唐突な7回試合終了に苦笑い

[ 2021年4月6日 21:20 ]

セ・リーグ   巨人2―6阪神 ( 2021年4月6日    甲子園 )

<神・巨>突然のコールドゲーム宣告に勝利のあいさつする矢野監督(左から3人目)と審判に抗議する原監督(右端)(撮影・成瀬 徹)
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 巨人は今季初となった阪神との“伝統の一戦”で2―6と7回降雨コールド負けを喫し、今季2度目の連勝を逃した。

 今季初勝利を懸けて2度目の先発マウンドに上がったサンチェスが3回、1死も取れずに6安打6失点で降板。打線も4回1死まで阪神先発右腕・西勇から1人の走者も出せず、0―6で迎えた5回に香月が左中間へ移籍初アーチとなる1号2ランを放ったが、得点はそれだけ。7回裏の阪神攻撃後、4人の審判が集まって協議すると、7回降雨コールドによる試合終了が唐突に告げられた。原辰徳監督(62)は審判団に説明を求めたが、審判団によるファンに向けた場内アナウンスはなかった。

 あまりに唐突な試合終了に原監督は「うーん、まあ、審判の最良の判断ということなんでしょうね。まあ、我々はほら、あまりそのグラウンド整備をしない状態で中止っていうことはなかなかないことだったから。だからやっぱり説明は聞かなきゃなと思ってね」と説明。「普通はだいたい、まあ、グラウンド整備して、一回、まあ、他はやってたけどね。でも、全体的なモノはしてなかったわけだから」とこれから反撃、というタイミングで唐突に訪れた試合終了に複雑な胸中を明かした。

 審判団からの説明内容については「基本的にもうそういう状況ではないということだね。要するにグラウンド整備できる状況ではないということですね。グラウンド整備してもプレーすることは難しいということだね。その判断で中止にしたということだね」とし「審判団がゲームは支配してるわけだからそれに従うしかないなというところですね」と続けた。

 打線については「まあ、そうね。もう少しイニングやっていれば3点は取ったかもしれない」と苦笑い。昨年9月にロッテから加入した香月の移籍後初アーチとなる一発には「香月にとっては非常に大きな、素晴らしい当たりでしたね」と話していた。

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