NPBは広島・菊池涼の失策を訂正せず 記録部長「明らかに間違っているとまで言えない」

[ 2021年4月6日 18:56 ]

2日のDeNA戦の8回2死一、二塁、広島・菊池涼は桑原の打球をはじき、失策が記録される
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 日本野球機構(NPB)は6日、広島の菊池涼介内野手(31)が2日のDeNA戦(横浜)で記録した失策に対し、検証の結果、失策のままとすることを確認したことを明らかにした。両球団から内野安打への訂正を求める要望書を受け取っていた。

 菊池涼は8回に桑原のゴロをはじき、2019年9月16日のヤクルト戦以来の失策が付いた。桑原の打球は二遊間への難しいゴロで、菊池は前進した上ではじいたもの。両球団は「待っていてはアウトにできない打球で、(勢いよく前進する)チャージをかけた結果」として訂正を求めた。

 菊池涼は昨年、二塁手として史上初の守備率10割を達成。記録訂正なるか注目されたが、訂正はされず。NPBの杵渕和秀記録部長は「捕っていればアウトにするチャンスがあり、公式記録員の決定が明らかに誤っているとまでは言えない。今までと同じ基準で純粋に検証した」と説明した。

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2021年4月6日のニュース