中日・根尾 初の開幕1軍決定! 与田監督、若手5選手起用で成長期待「怖さ知って欲しい」

[ 2021年3月23日 17:06 ]

キャッチボールをする根尾
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 中日・根尾が23日、プロ入り初の開幕1軍を決めた。

 この日、バンテリンドームで行われた1軍練習に根尾ら野手は17人が参加。与田監督は「(投手が)14、(野手が)17の31人。オープニングの選手はその予定で考えています」と語り、野手17人については現在1軍にいる選手が開幕メンバーであることを明言した。

 根尾をはじめ、岡林、石橋、高松、滝野の若手5選手にとって、開幕1軍はプロ入り初。指揮官は「あくまでもスタート。ここからどうやって良い数字を残していけるか」と成長著しい5人に期待を寄せた。

 一方で福田や堂上、遠藤ら昨季、1軍でチームを支えた選手らは開幕を2軍で迎えることとなった。

 与田監督は経験の少ない若手の積極起用に「怖さを知って欲しい。すごい恐怖心を経験しないと、その恐怖心は拭えない」と説明。その意図は指揮官自身も恐怖心と戦ってきたからだ。プロ1年目の開幕戦、同点の延長11回無死一、三塁という緊迫した場面でデビューした。このピンチを無失点に抑えて、そこから守護神として活躍。一気に新人王へと駆け上った。

 「これが開幕戦なのか、と打席に立って感じると思う。僕らもそうやって育ってきた。若い子を育てる1つの方法」と与田監督。「そこに放り込んで、這い上がらせるのは大事なこと」と“可愛い子には旅をさせよ”ということわざ通り、苦しい経験を経て一流選手として成長することを願った。

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