西武ドラ1渡部　ホロ苦1軍デビュー…無安打1失策に「プロの打球は速い」

オープン戦   西武1―0広島 （ 2021年3月16日    メットライフドーム ）

＜オープン戦　西・広＞8回の守備で後逸した渡部（右）は黒田コーチから指導を受ける（撮影・尾崎　有希）
Photo By スポニチ

　西武のドラフト1位・渡部（桐蔭横浜大）は無安打1失策のホロ苦い1軍デビューとなった。この日、1軍に初合流すると「テレビで見ていた球場でプレーするのは楽しい」と、6回の三塁守備から途中出場。「三振か本塁打か」と意気込んだ7回の初打席だったが、ケムナのカーブで投ゴロに終わった。

　守備でも8回1死二塁の場面で、高橋大の三塁線の打球を逆シングルで捕ろうとしたが後逸。失策が記録され「芯で捉えた（プロの）打球は速い」と苦笑いした。17年12月から3年約180億円をかけて大改修したメットライフドームのこけら落とし。右肩痛でキャンプから2軍調整を続けてきた体重116キロの大砲候補も新本拠地と同時にお披露目となったが、辻監督は「そんなに甘くない」と今後の奮起に期待した。