清原氏、タトゥー除去始める 母の三回忌に…自分のため、親友佐々木氏の思いに応えるため

[ 2021年3月7日 05:00 ]

母の命日にタトゥーの除去を始めた清原和博氏
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 元プロ野球選手の清原和博氏(53)が入れ墨を消す施術を受け始めたことが6日、分かった。2年前に亡くなった母・弘子さん(享年78)の形見の指輪を首から下げ、三回忌に当たる今月5日から施術を開始。「今回消すにあたっては自分なりの思い、親友佐々木(主浩氏)との約束もあり覚悟して母の命日に消すことを決めました」と決意を語った。

 治療は東京の湘南美容クリニック新宿本院で、「ピコレーザー刺青除去」という最新の方法が用いられた。入れ墨は選手を引退した2008年以降に入れたとみられ、「自分がタトゥーを入れたのはいろいろな思いと覚悟があり、その思いは人に言うつもりは今でもないです」という。入れ墨は右脚と左胸にあり、完全に除去されるまでに2~3年かかるといわれている。

 16年2月に覚醒剤取締法違反で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。初公判では情状証人として、野球評論家の佐々木主浩氏(53)が出廷。同学年で高校からの友人でもある親友からは「入れ墨を消して出直すべき」と喝を食らわされていた。

 まず右脚から始めたことについて、周囲の知人は「半ズボンのラフな格好で、子供たちに野球を教えたいという思いがあるようです」と話した。昨年6月の執行猶予期間満了時に出版した著書「薬物依存症」では「(今後は)私自身の原点でもある高校野球にささげたい」とつづり、指導者への熱意を示していた。

 今年2月にはプロ経験者が学生(高校、大学)を指導するために必要な学生野球資格が回復。日本学生野球協会のガイドラインによると、執行猶予期間経過後5年を経過していない人物は「適任者に該当しない者」と定められており、この規定だと25年6月以降から指導可能。かつての甲子園のヒーローが傷のない状態で戻ってくるには、十分な時間だ。

 ▽ピコレーザー刺青除去 消しにくいとされる「青」や「緑」などのインクに対して有効とされる最新テクノロジー。特定の色に反応し、ほとんどやけどすることなく除去が可能。従来の治療よりも回数を減らすことができるため、皮膚への負担を軽減することができる。

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