エンゼルス大谷 2安打発進 1年ぶりにファンの前で躍動「やっぱり楽しい。去年より公式戦っぽい」

[ 2021年3月2日 08:25 ]

今季初実戦で2安打を放ちオンライン会見に臨んだ大谷

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が1日(日本時間2日)、アリゾナ州テンピでワイトソックスとのオープン戦に「2番・DH」で実戦初出場した、3打数2安打、2得点と躍動し「いい感じで捉えにいけているかなと思います。キャンプに入る前にしっかりとライブBP(シート打撃)をある程度やってきたので、特に大きく変わることなくできているのかなと思います」と手応えを口にした。

 新型コロナウイルス感染防止策として観客の人数制限が敷かれる中、1864人の観衆が集まり「楽しかったですね、やっぱり。去年の公式戦よりも公式戦っぽいというか」と笑顔。大谷自身、有観客でのプレーは昨年3月10日のマリナーズとのオープン戦以来、356日ぶりで、「オープン戦ですけど(観客が)入っていて、野球やっているなと感じがする。それはすごい打てる打てないに関わらず楽しかったと思います。ファウルボール一つとっても盛り上がった」と振り返った。

 大谷は初回1死に右腕マクレーのスライダーを右前に弾き返すと、3回1死は右腕バールの内角高めの直球を詰まりながらも左前打。いずれも、トラウトが出塁し、プホルスの適時打で本塁に生還した。4回無死満塁の3打席目は三飛だった。大谷の名前が場内にコールされる度に大きな声援が沸いた。

 試合前にジョー・マドン監督は大谷の投手としての実戦初登板が4日(同5日)か5日(同6日)になることを明かした。二刀流として奮起が期待されるメジャー4年目に向け、まずは快調に滑り出し「いいペースできている。このまま右肩上がりでちょっとずつちょっとずつ上げていければいいかなと思います」と語った。

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