阪神・近本「今年から黄金期に」 新選手会長として高らか宣言 自身は3年連続盗塁王&100得点目標

[ 2021年3月2日 05:30 ]

<阪神キャンプ>バットを手に指さす近本(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 力強く一本締めした。キャンプ打ち上げで今季から選手会長を務める阪神・近本が猛虎の黄金時代を宣言した。

 「チーム全体で盛り上がったキャンプを送ることができました。ここ数年、チームの年齢層も若くなり過渡期になっていましたが、今年からは黄金期に入ります。『挑む、超える、頂きへ』のスローガンの下、リーグ優勝はもちろん、日本一となり、また来年、いい報告ができるように」

 手応えがあるからこそ、黄金期の3文字に力がこもる。各自が課題を克服するために汗を流した。コロナ下でキャンプライフに制約がある中、佐藤輝ら新人ともコミュニケーションを取り、目標を共通のものにした。

 「チームとして一体感が増した。3位、2位と来ているので優勝して、日本一へ一丸になる」

 自身もラスト2試合で安打を放ち上昇中。「3年連続盗塁王、100得点、より多くヒットを打ちたい」。有言実行すべく3年目のシーズンに挑む。

 《キャプテン大山は「すごく濃い1カ月間」》
 キャプテンとして初めての春季キャンプを終えた阪神・大山は、濃密な1カ月を強調した。「いつもとは違った感覚というか、やることが多かったなという印象。自分のことだけではなくて、チームのことも考えないといけない。そういった意味ではすごく濃い1カ月間だった」。2月12日の紅白戦で腰背部に張りを訴え、一時は別メニュー調整となったが、その間もチーム全体に目を向け、若手選手と積極的にコミュニケーションを図るなど役割を果たした。28日のヤクルト戦で実戦復帰も果たした。今後については「時間を無駄にしないように一日一日を過ごしたい」と確実に歩を進める。

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月2日のニュース