【第93回センバツ見どころ】第1日は北海のドラフト候補左腕・木村、健大の強打線…初日から激戦必至

[ 2021年2月23日 19:40 ]

北海・木村大成投手
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 第93回選抜高校野球大会の組み合わせが23日、決まった。

各日の見どころを紹介する。

<第1試合>
神戸国際大付(兵庫)- 北海(北海道)
「今大会ブレーク必至の北海左腕・木村に神戸国際大付打線がどう立ち向かうか」

 神戸国際大付は145キロ誇るエース右腕・阪上が投打の柱。昨秋県大会では背番号8を背負ったが、投手としての貢献度も高く近畿大会からエースナンバー背負った。打っては3番に座った。4番・西川、5番・武本も好打者でクリーンアップは強力。それでも身上の粘り強さで挑む。北海のエース左腕の木村は昨秋の公式戦で2完封。最速145キロとスライダー武器に52回2/3で72奪三振をマーク。創部120年の古豪で「歴代ナンバー1」の呼び声高く、今大会でブレーク確実。打線も切れ目なく、守備は昨秋9試合4失策と鉄壁。2番手以降の投手成長次第では上位狙える。

<第2試合>
明徳義塾(高知)-仙台育英(宮城)
「地区大会王者同士の対決。51勝の名将と30代監督のホープ、さい配にも注目」

 昨秋四国大会王者の明徳義塾は、公式戦をほぼ1人で投げぬいたエース左腕の代木が絶対的な大黒柱だ。故障離脱中だった右腕・畑中の復活と成長著しい2年生右腕・矢野にも注目だ。遊撃の米崎、三塁・梅原を中心とした伝統の堅守も健在。U18代表監督も務め、甲子園通算51勝の名将で65歳の馬淵監督は通算勝利をどこまで伸ばすか。仙台育英は最速147キロのエース伊藤を始め投手層は厚い。攻撃陣も吉野、岡田の右の長距離砲に加え、左の好打者もそろい、バランス◎の優勝候補。37歳の須江航監督が率い、東日本大震災から10年の節目、東北初快挙へ一戦必勝で臨む。

<第3試合>
高崎健康福祉大高崎(群馬)-下関国際(山口)
「得点力は大会屈指の両校。健大が強打で上回るか、下関が策で勝つか」

 高崎健康福祉大高崎は昨秋関東王者。もはや「機動破壊」する必要がないほど破壊力満点の打線。主将で4番の小沢中心に昨秋の公式戦は10試合で15本塁打を放った。とは言え、チーム27盗塁と伝統は継がれている。投手陣も145キロ右腕・今仲が復帰すれば層は厚みを増す。春夏通じて悲願の全国制覇を狙う。下関国際は昨秋、1年生が多い若いチームながら快進撃を見せ、中国大会準優勝。伝統の得点力の高さは健在で、特に機動力は昨秋公式戦では10試合で28盗塁と脚力が炸裂した。昨秋は1年生の賀谷が主将を務めたが、センバツでは2年生キャプテンとなるかにも注目。4番の守は強肩強打が武器。

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