武器は「パワー投法」だ 阪神ドラ3佐藤蓮は1軍のブルペン争いへ「常時150キロを超える球を目指す」

[ 2021年1月28日 05:30 ]

キャッチボール中に表情を緩める阪神・佐藤蓮
Photo By 代表撮影

 必殺「パワー投法」へスタンバイ完了だ。阪神ドラフト3位の佐藤蓮(22=上武大)も「いい準備ができた」と新人合同自主トレでつかんだ手応えとともに、沖縄に乗り込む。

 先輩から刺激を受けた日々だった。藤浪の球に目を見張り、高橋のアドバイスに耳を傾け、この日は秋山のコントロールとテンポを参考にした。いいところを積極的に吸収する姿勢は右腕の持ち味。そして現時点で107キロと、チーム日本人投手で最重量級の体格から生み出す重い剛球が最大の武器だ。

 「キャンプでも気づいたことは試していきたい。真っすぐはまだまだ上がる。自分の球をゾーンに投げて、常時150キロを超える球を目指す。必ず成長していきたい」

 この日は3度目のブルペンに入り、25球。力強い直球、そしてカーブ、さらに初めてとなるフォークも投げ込み、「徐々に球の出力を上げて7割、8割くらいで投げることができた。フォークもそれなりに」と充実した表情を見せた。「しっかり動けているし、キレもある」とコンディションにも不安はない。宿舎でのシャドー投球用にバドミントンのラケットを荷物に入れるなど、準備も万全だ。

 2月7日の紅白第2戦での実戦デビューが濃厚。馬力全開でセットアッパーの一角に食い込む決意だ。

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2021年1月28日のニュース