「千賀イズム」で下克上 5年目の阪神・浜地はSBのエースと自主トレ「新しい発見しかなかった」

[ 2021年1月28日 05:30 ]

キャッチボールする阪神・浜地
Photo By 代表撮影

 「千賀イズム」で下克上だ。阪神の浜地真澄投手(22)が27日、鳴尾浜球場で自主トレを行い、代表取材に対応した。6日から沖縄・宮古島で昨年に続きソフトバンク・千賀と過ごした2週間を「新しい発見しかなかった」と振り返った。

 朝10時にスタートして夕方6時まで、キャンプ以上のタイムスケジュール。ハードさだけではなく、ウエートトレーニングでもバラエティーに富み、キャッチボール一つでも千賀の話を聞きながら…とぜいたくな内容だ。

 「意識から何からすべてにおいて、昨年まで何をしていたんだろうっていうくらい質が違っていた。自分をしっかりと知ることを千賀さんには教えられました。知らないと何もできない、知ることでどんどん次にやることが増えてくるからと」

 3年目でデビューした19年は21試合に登板して2勝(1敗)も、20年は大幅に後退。7月14日に出場選手登録されたが、一度も登板がないまま同24日に抹消。9月11日に再昇格し、19日の中日戦に0―4の最終8回の1イニングを無失点も、敗戦処理の1試合登板だけでシーズンが終わった。今春キャンプも2軍の安芸スタート。千賀の言う「自身の力の無さ」を知り、土俵際5年目の危機感を募らせる。

 「住むところは別でしたが、例えば食事でもメニュー表の横に意図など書かれていて体重も5キロ増えました。こうすれば伸びるとブルペンでもやるべきことが見つかって、自分に期待はあります」

 日本最高俸の投手の一人から得たものを発揮し、名前に負けない出世をとげてみせる。

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