日本ハムドラ6今川、6人兄弟長男として1日も早く1軍定着へ 24歳バースデー、母のケーキが「恋しい」

[ 2021年1月25日 21:37 ]

<日本ハム 新人合同自主トレ>ダッシュを行う今川(撮影・西川祐介)
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 日本ハムのドラフト6位・今川優馬外野手(JFE東日本)が25日、24歳のバースデーを迎えた。「お祝いのメッセージは100件くらいですかね」。もちろん札幌市内の実家からも家族LINEで「おめでとう」コールが届いた。

 今月9日から始まった新人合同自主トレ。チームのルーキー最年長として盛り上げ役を買いつつ、通常メニュー後も夜間練習で汗を流してきた。6人兄弟の長男として、1日も早く札幌ドームに立ちたい夢があるからだ。

 メジャー現役唯一の三冠王、ミゲル・カブレラ(タイガース)にあこがれ、アッパー気味のフルスイングを大学下級生時から貫いてきた。18年ドラフトは指名漏れも社会人・JFE東日本で「マン振り」に耐える筋力をつけ、入社1年目でレギュラー定着。19年都市対抗では若獅子賞(新人賞に相当)を獲得し、チーム悲願の優勝に貢献した。プレーだけじゃない。高校野球に比べ、認知度が低い社会人野球の魅力も自らのtwitterで発信し続けた。そして地元球団からの6位指名にこぎつけた。

 大好きな家族を思い浮かべ、今川が切り出した。「昔は実家で母がチーズケーキを作って、皆で祝ってくれた。母さんのつくるチーズケーキは世界一おいしい。恋しいですね」。だが感傷はここまで。今は1週間後に迫ったキャンプインへ全集中する時だ。「今年は勝負の年。1年目からバリバリ活躍できるように。(キャンプの)フリー打撃では初球からスタンドに放り込みたい」と力を込めた。

 先月5日、TBSはドラフト当日の今川家に密着した番組「「バース・デイ」をオンエアした。北海道では30日午後3時24分から地元テレビ局で同番組が再放送される。奇しくもチームが沖縄入りする日に重なった。「画面越しに元気な姿を見せられるかな」。今川が札幌で見守る家族にバットで応える。(伊藤 幸男)  

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