「2・4」からアピールだ 阪神3年目の斎藤は開幕ローテ入りへ紅白戦開幕から全開

[ 2021年1月25日 05:30 ]

キャッチボールをする阪神・斎藤(代表撮影)
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 一歩も引けないハイレベルな競争に飛び込む。3年目の斎藤が、開幕ローテ入りへ2月4日に予定される紅白戦に照準を定めた。

 「まずは、自分のピッチングに集中して今まで積んできたことを出すだけ」

 鳴尾浜球場で約2時間、ウエートトレーニングに励んだ後、早くもチーム初実戦のマウンドを見据えた。前のめりになるのも、うなずける。先発ローテの陣容は西勇、秋山、高橋、青柳は有力で、アルカンタラ、チェンの助っ人も控える。残り1~2枠の争いは激戦必至。21日のスタッフ会議後には金村投手コーチも「(候補は8、9人挙がるが)もっといるんじゃないかな」と10人以上に及ぶサバイバルになることを示唆していた。

 藤浪は先発一本での勝負を宣言し、高卒2年目の西純、中継ぎから再転向する馬場、小野、ドラフト2位の伊藤将と豊富な面々。候補が多ければ自ずと早い段階でのふるい落としも考えられる。1軍で実績のない若手にとっては、最初の実戦から良質なパフォーマンスと結果が求められる。昨季5試合に登板した斎藤もしかりだ。

 「全員と競争なんで。ローテをつかむ。簡単な話ではないですけど、自分の中ではつかむという信念を持って取り組んでいきたい」

 オフは先発を想定して走り込みの量も増やし体力強化に励んだ。「今年に関してはすごく投げこんできた」と肩の仕上がりも万全。あとは宜野座のマウンドで腕を振るだけだ。 (遠藤 礼)

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2021年1月25日のニュース