「フェアではない」楽天・石井監督、外国人の扱いにガイドライン希望 新規入国停止で来日遅れ

[ 2021年1月21日 05:30 ]

楽天の石井監督
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 プロ野球の12球団監督会議が20日、オンラインで開かれ、楽天の石井一久監督兼GMが来日が遅れている外国人選手の扱いについて協議の必要性などを問題提起した。

 石井監督が発言したのは冒頭。「新規のビザで入ってくる選手は入国が停止の状況。仕方ないことで決まったことには従うが、全体的にフェアな条件ではないと感じる。皆さんどうですか?」と語り掛けた。その後に意見が出ることはなかったが「(各球団が)協議し、意見を吸い上げてもらって理事会で話していただきたい」と求めた。

 昨年末に外国人の新規入国が停止され、7日に政府が緊急事態宣言を発令。特に影響を受けたのが新外国人でビザの更新が必要な2年目以降の選手も同様だ。発給手続き再開は宣言が解除される2月7日以降で数日を要する。2週間の隔離期間も含めチーム合流は早くて2月下旬。キャンプ参加は難しく開幕に間に合うかも微妙だ。

 「基準というか、ガイドラインなどをつくってもらえれば」と石井監督。この日は各球団のNPB理事も参加した。各自で契約条件も異なり、期間限定でも起用や枠などに制限を加えることは難しいが、現場からの声が高まれば何らかの対応が求められそうだ。

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