東海大　野球部新体制を発表　新監督に井尻陽久氏

　東海大学は18日、昨秋に野球部員2人の大麻使用が判明したことで引責辞任した安藤強監督、伊藤栄治部長の後任として、新監督には同大OBの井尻陽久氏、新部長には内山秀一教学部長が就任すると発表した。

　井尻氏は故原貢監督の元、東海大相模3年時の1970年夏の甲子園で全国制覇。東海大でもリーグ優勝を経験すると、日本生命入社後は遊撃手として85年都市対抗野球初優勝に貢献した。90年からは同社監督としても日本一に導き、96年にはアトランタ五輪日本代表コーチとして銀メダル獲得を獲得した。指導者退任後は日本野球連盟（JABA）常務理事や、選抜高校野球の中・四国選考委員長を務めていた。東海大監督就任に伴い、すべて辞任する。

　なお、同部は日本学生野球協会からの対外試合禁止処分が1月17日に解除されたことに伴い、活動再開は2月1日を予定している。