菅野に聞く　五輪へ思い「チャレンジできるのはプラス」交渉は「いい経験になった」

米国から帰国し、リモートでの取材に応じた巨人・菅野
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　【巨人残留の菅野智之と一問一答】

　――今年からメジャーに移籍した場合、出場が難しかった東京五輪への思いは。
　「すんなり向こう（メジャー）に行くこともまた、素晴らしい野球人生だったなと思う。ただ、（五輪に）チャレンジできるのは自分にとってプラス。昨年東京五輪があったら、そこを目標にしていた自分もいたので。また新たに目標ができたのは自分の中で大きい」

　――交渉に臨んで感じたことは。
　「どのチームも獲得したいと心から言ってくれたと思う。条件面であったりとか、いろんなところに（感じた）。代理人が（各球団の談合の可能性について）言っていましたけど、本当に似たようなオファーが多かったというか。でも、いい経験になった」

　――前田やダルビッシュにも相談した。
　「具体的に話すと、またお二方の立場もあると思うので（言えない）。でも僕が判断する上で凄く参考になった。こうした方がいいよ、ということは言われなかったが、いろいろ条件面とか環境とか相談した」

　――MLBの動向が気になると言っていたが。
　「自分が想像していたものとちょっと違ったものは、確かに感じました。市場が動いてないというのも、もちろんあったと思う。決まるべき人（大物FA選手）が決まってくれれば、また状況も変わったんでしょうけど」